Gemini基本教材(初心者向け)
初心者向け基本操作教材

Gemini 基本教材
― 図解でわかる はじめての使い方 ―

Googleの生成AI「Gemini」を、安全に・迷わず使えるようになるための入門教材
対象:初心者受講生 個人向けGemini中心 作成日 2026-07-07 公式確認前提
ISAI

1教材の目的

この教材は、初心者受講生がGoogleの生成AIサービス「Gemini」の基本的な使い方、画面の見方、プロンプト入力、出力の調整、利用時の注意点を理解し、実技で安全に使えるようになることを目的とします。

受講後は、Geminiに質問するだけでなく、目的に合わせて依頼文を整え、回答を確認し、必要に応じて修正依頼を出せる状態を目指します。あわせて、無料版と有料プランの違い、解約や自動更新、個人情報・著作権・商用利用に関する注意点も理解します。

2対象受講生

3到達目標

4学習前提

5ツール概要

Geminiは、Googleが提供する生成AIアシスタントです。文章作成、要約、アイデア出し、学習計画、表の作成、画像やファイルの内容確認、コードの説明など、幅広い作業を会話形式で依頼できます。

⚠ 回答は間違うことがあります
特に 医療・法律・金融・契約・最新ニュース・料金・規約・個人情報 に関わる内容は、必ず公式情報や専門家に確認します。

個人向けGemini と Workspace版の主な違い

区分特徴
個人向け個人のGoogleアカウントで利用。Geminiアプリ、Google AIプラン、Google One系の特典と結びつく場合があります。
仕事用/学校用組織のGoogle Workspace管理者が、利用可否・データ保持・接続アプリなどを管理する場合があります。受講生が自分で設定変更できない場合があります。
業務利用時会社のルール、情報管理規程、顧客情報の扱いを優先します。

6アカウント作成・ログイン

[図6-1]ログイン〜利用開始までの4ステップ
1
公式サイトへ
ブラウザで
gemini.google.com を開く
2
ログイン
右上「ログイン」から
Googleアカウントで入る
3
案内を確認
初回の利用条件・案内を読み、必要なら同意
4
利用開始
チャット入力欄が
表示されたらスタート
4ステップの流れ。詳しい画面の見方は次ページ[図7-1]で確認します。

ログイン時の注意

7基本画面の見方

[図7-1]チャット画面の各パーツ(模式図)
🔒 gemini.google.com
+ 新しいチャット4
最近のチャット5
町内会のお知らせ文…
英語メールの下書き…
旅行プランの相談…
Gemini ▾ モデル名3
7
こんにちは。
何かお手伝いできることはありますか?
6
ここに質問や依頼を入力…1
2
1
入力欄:質問・依頼・条件・出力形式を入れる場所
2
送信ボタン:入力内容をGeminiに送る
3
モデル名:選べるモデルはプランや提供状況で変わる
4
新しいチャット:話題を切り替えるときに使う
5
最近のチャット:過去の会話を開く(保存設定で残り方が変わる)
6
ファイル追加:ファイルや画像を追加して要約・分析(要ログイン)
7
設定とヘルプ:アクティビティ・プラン・接続アプリ・テーマ等
※実際のメニュー名や配置はGoogleの更新で変わることがあります。番号は説明用です。

8基本操作

A. 質問する

「Geminiでできることを初心者向けに5つ教えてください。」

B. 条件をつけて依頼する

「町内会のお知らせ文を作ってください。対象は高齢者も含む地域住民です。文字数は300字以内、やわらかい口調にしてください。」

C. 出力形式を指定する

「表形式で、列は『用途』『プロンプト例』『注意点』にしてください。」

D. 回答を調整する

「もっと短くしてください」「小学生にもわかる言葉にしてください」「箇条書きにしてください」「別案を3つ出してください」「敬語にしてください」など。

E. 回答を再生成・修正する

Geminiでは回答を再生成したり、続けて指示を出して回答を修正できます。公式ヘルプでは、長さを調整する・言葉を簡単にする・トーンを変えるといった使い方が案内されています。

F. ファイルを使う

ログインしている場合、ドキュメント・スプレッドシート・写真・動画などをアップロードして、要約や分析を依頼できる場合があります。

⚠ 入力してはいけない情報
個人情報・顧客情報・社外秘資料・契約書・未公開資料は原則として入力しないでください。業務利用は必ず所属先のルールに従います。

G. 一時チャットを使う

一時チャットは、最近のチャットやGemini Apps Activityに表示されない会話として案内されています。ただしGemsや接続アプリ、個人向けの一部機能が使えない場合があります。

📌 誤解注意
一時チャット=機密情報を入力してよい、という意味ではありません。

9プロンプト入力の基本

初心者は、次の5点を入れると回答が安定します。

[図9-1]回答が安定するプロンプトの組み立て方
① 目的
何をしたいか 例:お知らせ文を作りたい
② 立場
誰に向けたものか 例:地域の高齢者向け
③ 条件
文字数・口調・禁止事項・前提 例:300字以内・やさしい口調
④ 形式
箇条書き・表・見出し付き・メール文 など
⑤ 確認
不明点は質問してほしい/根拠を分けてほしい など
▼ まとめると
「あなたは〇〇の補助者です。〇〇のために、〇〇を作成してください。対象は〇〇です。条件は〇〇です。出力は〇〇形式にしてください。不明点があれば先に質問してください。」
5つの要素を積み上げるほど、狙いどおりの回答が返りやすくなります。
✕ 悪い例
「チラシ作って」

→ 目的・対象・条件・形式がなく、ぼんやりした回答になりやすい。

◎ 良い例
「初心者向けAI講座の募集チラシ文を作ってください。対象は50代以上の地域住民です。難しい言葉を避け、安心感のある表現に。見出し・本文・申込案内の3項目で、合計500字以内にしてください。」

10実践例

実践1:メール文を作る

プロンプト例
「取引先に打ち合わせ日程を相談するメールを作ってください。候補日は7月15日午前、7月16日午後、7月18日午前です。丁寧だが堅すぎない文面にしてください。」

確認ポイント:相手名・会社名・日付・曜日・署名を自分で確認する/送信前に失礼な表現や誤字がないか読む。

実践2:長文を要約する

プロンプト例
「次の文章を、初心者にもわかるように3つのポイントで要約してください。最後に注意点を1つ書いてください。」

確認ポイント:原文にない内容が追加されていないか/重要な数字や条件は原文と照合する。

実践3:アイデア出し

プロンプト例
「初心者向けGemini講座の練習課題を10個出してください。PC操作が苦手な人でもできる内容にしてください。」

確認ポイント:出た案をそのまま採用せず、目的に合うものだけ選ぶ。

実践4:表を作る

プロンプト例
「Geminiの使い道を表にしてください。列は『作業』『プロンプト例』『初心者の注意点』です。5行でお願いします。」

確認ポイント:表の内容が現実の操作と合っているか確認する。

実践5:回答を直す(会話しながら整える)

[図10-1]一度で完璧を狙わず、会話で少しずつ直す
あなた
イベント案内文を作ってください。
Gemini
(案内文の第1案が返ってくる)
▼ 追加で依頼
あなた
高齢者にも伝わるように、難しい言葉を減らしてください。
▼ さらに依頼
あなた
300字以内に短くしてください。
Gemini
(やさしい言葉・300字以内に整った案内文)✓
学習ポイント:最初から完璧に頼まなくてよい。会話しながら条件を足して整える。

11初心者がつまずきやすいポイント

つまずき対処
ログインしているアカウントが違う右上のプロフィールアイコンで確認する
前の会話の流れが残る話題を変えるときは「新しいチャット」を使う
回答をそのまま信じるGeminiは間違えることがある。公式情報・原文・専門家の確認が必要
プロンプトが短すぎる目的・対象・条件・形式を足す(→ [図9-1])
個人情報を入れてしまう氏名・住所・電話・メール・顧客名・契約内容・社外秘は入力しないのが基本
有料プランのアカウントを忘れる契約したGoogleアカウント・登録日・次回請求日を記録する
無料トライアルを放置する終了後に自動更新の可能性。受講中に管理画面の場所を確認する
画像や文章の権利確認を忘れる他人の写真・ロゴ・有名人の肖像・既存文章は権利確認が必要

12課金・解約・自動更新の注意

2026年7月7日時点の日本向け公式表示では、Geminiの個人向け有料プランとして次が案内されています(価格・特典・利用上限・提供地域は変わることがあるため、申込前に必ず公式ページで確認)。

無料版
¥0
Google AI Plus
月額 ¥725
Google AI Pro
月額 ¥2,900
Google AI Ultra
月額 ¥14,500
または ¥32,000

無料版と有料版の違い

[図12-1]課金前チェック → 解約確認の流れ
1
課金前チェック
契約アカウント/月額か年額か/支払い方法
2
日付を記録
無料トライアル終了日/次回請求日をメモ
3
解約操作
Geminiのプラン管理/Google Oneの管理画面から
4
解約を確認
プラン表示と次回請求の有無を必ず再確認
「解約したつもり」を防ぐため、STEP4の確認まで必ず行う。

課金前チェック

解約時の注意

⚠ 受講生への強い注意
  • 授業中に有料プランへ登録する必要はありません。
  • 無料トライアルを試す場合は、登録日・終了日・解約確認日をメモしてください。
  • 解約後にプラン表示と次回請求の有無を必ず確認してください。

13商用利用・著作権・肖像権・データ入力時の注意

[図13-1]Geminiに入力してはいけない情報
🪪
個人情報
氏名・住所・電話・メール
🧑‍💼
顧客情報
取引先・顧客名など
🔒
社外秘資料
社内限定・機密文書
📄
契約書
契約内容・条件など
🗂️
未公開資料
発表前の情報・原稿
🎨
他人の権利物
他人の写真・文章・ロゴ
これらは原則入力しない。業務利用は必ず所属先のルールを最優先する。

商用利用

著作権

肖像権・パブリシティ権

データ入力

14受講生向けチェックリスト

15確認クイズ

まず自分で答えを考えてから「答えを見る」を押しましょう。

Q1Geminiの回答は必ず正しいですか。
いいえ。間違うことがあります。重要な情報は公式情報や専門家に確認します。
Q2プロンプトに入れるとよい4つの要素は?
目的・対象・条件・出力形式。必要に応じて前提や確認してほしい点も入れます。
Q3仕事用GoogleアカウントでGeminiを使うとき、個人向けと違う点は?
組織の管理者が利用可否や保存設定を管理している場合があります。会社のAI利用ルールを優先します。
Q4無料トライアルや有料プランで注意することは?
登録アカウント・次回請求日・自動更新・解約方法・解約後に使えなくなる機能を確認します。
Q5Geminiに入力しない方がよい情報を3つ挙げてください。
個人情報・顧客情報・社外秘資料・契約書・未公開情報・他人の権利を含む画像や文章 など。

16ファクト確認

確認日:2026年7月7日

確認範囲

確認結果

17参照URL一覧